【YoneTalk】船橋市とグランドゴルフの歩み

米原

本日は貴重なお時間ありがとうございます。
グラウンドゴルフは、誰もが楽しめる生涯スポーツとして、
多くの方が楽しまれています。
特に、高齢者の方は健康づくりのため、早朝からプレーされている姿を
町中でみかけます。
まずは基本の基本。改めてお聞きしますが、
ゲートボールとグラウンドゴルフ、ゴルフ、とは何が違うのでしょうか?

井上

ゲートボールとの大きな違いは、チーム戦か個人戦かです。
ゲートボールの場合、チームプレーが必要で、
初心者の方が委縮していまうことがあります。
一方、グラウンドゴルフはそれぞれ個人の戦い。
まわりを気にすることなくプレーに集中することができるのです。

ゴルフは広大な敷地がないとできません。
それこそ、東京ドーム10個分、いや20個分でしょうか。
一方グランドゴルフは一般的な運動するスペースさえあれば、
全国どこでも行えます。
それに、何よりゴルフは、お金がかかりますよね。

米原

グランドゴルフとゲートボールは似て非なるものなのですね。
グラウンドゴルフはいつ頃、誕生したスポーツなんですか?

井上

昭和57年に考案されたスポーツです。
生涯通して出来るように考案されているため、みんなが楽しめるように
様々な配慮があります。
例えば、クラブ。日本グラウンド・ゴルフ協会の規定で
定価15,000円(税抜)以上
のクラブは製造も販売もできないと定めているんです。

米原

昭和57年はわたしの生まれた年です。深い縁を感じますね。
お金の上限があることは、ありがたいです。
そういえば、私が買ったセットも約1万円でした。
私も何度もプレーしていますが、なかなか上達しません。
特に最後の寄せ。どうやったら上手くいくのでしょうか。

井上

その場その場で必要なテクニックはもちろんありますが、
何より練習が大切です。
米原さん、練習をしっかりしていますか?

米原

そうですね。。頑張ります。
船橋市のグラウンドゴルフの状況についてお伺いします。
何が今、一番の課題でしょうか?

井上

プレーをするグラウンドが圧倒的に足りません。
まずは、グラウンドを確保すること。
また、プレーヤーの高齢化も大きな問題点です。
必要な用具を運ぶ、セットする、そういったこと一つ一つのことに
大変苦労しています。
米原さんにも、そういった問題点の改善について
協力していただきたいです。

米原

運動、特に誰でも手軽にはじめられるグラウンドゴルフをすることによって
健康寿命が延伸されるのではと思っています。
船橋市としても、市民の皆様が健康で過ごされることを第一と考えていますし、
運動をすることによって、健康を維持でき、結果的に医療費や福祉費を
抑えることができれば、市にとっても重要なことと言えます。
だからこそ、競技する環境はもっと整えないといけないですね。

井上

そうなんですよ。だから船橋市の未来、財政のためにも
グラウンドゴルフのような、みんなが楽しめるスポーツを広げていきたいんです。

米原

船橋市はスポーツ健康都市宣言をしています。
そこに、
「私たち船橋市民は、地域に根ざしたスポーツ活動を通じて
健康で豊かな心とからだを育て、活力ある近代的な都市をめざして、
ここにスポーツ健康都市を宣言します」
とうたっています。
船橋市もこの崇高な宣言のもと、今一度問題点を見直す必要があります。
私も一層、競技環境の整備に努めてまいります。

井上

課題はたくさんあります。まずは、できることから
米原さんがよく言う言葉を借りるのなら「隗よりはじめよ」。
まずできることから、一緒に環境を整えてまいりましょう。

米原

そうですね。
一緒に、できることから始めていければと思います。
本日は貴重な時間、ありがとうございました。


井上 元一

いのうえ    もとかず 

船橋市グラウンドゴルフ協会 理事長

ゲストプロフィール

ドッジボールやダーツ、パークゴルフなど長年に渡りスポーツの発展に尽力。
特にグラウンドゴルフは、市協会の理事長として
精力的に活動。市スポーツ行政について深い造詣を持つ。
                          ※記載の経歴・内容は対談当時のものとなります

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