【YoneTalk】責任ある積極財政が船橋市にあたえる影響とは!!

米原

改めまして財務大臣、ご就任おめでとうございます。
就任時の会見から一貫して、「責任ある積極財政」の考え方に基づく
経済財政運営を行い、強く経済再生、日本再生を進めていくとおっしゃっています。
積極的な財政出動と同時に財政健全化の必要性については
どのように考えているのでしょうか。

片山

財政健全化が必要がないという議論をしたことは一度もなく、
年度ごとにPB黒字化目標の達成状況を確認していく必要があります。

またドーマーの定理ではないですが、純債務の対GDP比がどのぐらいで
推移するかしっかりと見ながら、緩やかに引き下げていく形で、
財政上の規律は維持するということをマーケットにも説明し、
経済政策としても示すことで論理的にも大きな意味があるかと思います。

いずれにせよ、ドーマーの定理に限らずドンピシャで当てはまる政策があれば、
各国行っているわけで、大事なことは柔軟性・的確性を持って
対応していくということとなります。

米原

財政の規律については、理解しました。
度重なる物価の高騰で、国民の生活は苦しくなっています。
即効性のある景気刺激策、物価高騰の対応策を出すことを
多くの国民が望んでいるかと思います。
そのような意味では、実質前倒してガソリンの暫定税率を令和7年内に
廃止したことは、目に見える形で政策が実行されたと
多くの国民が感じているかと思います。

そしてそのスピード感に、高市総理大臣、片山財務大臣の体制になり
政治が変わるかもと期待が高まっているのではないでしょうか。
少数与党、また新しい枠組みでの連立政権という中で、このスピード感で
政策を実現することは大きな困難もあったのではないでしょうか。
今後、廃止に伴う減収分の財源についても詰めていく必要があるかと思いますが、
いかがお考えでしょうか。

片山

物価高騰の対策が一丁目一番地であり多くの国民が望んでいることです。
だからこそ、ガソリンの暫定税率の廃止は至上命題でしたし、
政治的にかなり難しい調整を各党がなさっていただいた上での実現となります。

与野党間で精力的に協議が進められ、財源を含めたうえで政策を詰めていったわけです。
今回は6党の政策責任者間での合意となりますので、6党の枠組みの中で
様々列挙している財源も含めた上で、今後も話し合いを進めていくことになります。

米原

今後も与野党で継続して財源についての協議が必要ですね。
今回のガソリン税の暫定税率の廃止によって、市民生活にどのような影響があるのでしょうか。
また、今後どのような経済効果が期待できるのでしょうか。

片山

マイカーのヘビーユーザーはもちろんですが、商用車を使う企業は、
首都圏や近畿圏問わず非常に多いですので、
その部分を裨益すると経済的にも大きな効果があります。
また今回は軽油についても令和7年度内に暫定税率を廃止することとなりますので、
物流コストなど抑えられ、それが経済効果として効いてくるはずです。
このことは国民全体に裨益がありますので、大きな効果となると思います。

米原

ガソリン税の暫定税率廃止については理解しました。
今後も令和7年度の補正予算、また令和8年度の本予算と引き続き、
責任ある積極的な財政出動を行っていくのかと思います。
今後わが町、船橋市に影響のある政策はどのようなこと予定されているのでしょうか。

片山

年末には、令和7年度の補正予算として物価高対応のための約8.9兆円が充てられいます。
この中には地方自治体が自由に使える「重点支援地方交付金」に2兆円を計上しました。
このうち、おこめ券や電子クーポン券、地域ポイントといった食料品の価格高騰への対策に
約4000億円を組み込んでいます。

手元の資料を確認すると、船橋市には推奨事業メニュー分交付限度額として約40億8299万円。
うち食料品特別加算分として約18億3094万円が割り当てられているかと思います。
この予算の中で、船橋市が自分の自治体の実情にあった経済対策を実施していくことになります。
先ほどあげた、おこめ券や電子クーポン券、地域ポイントの他にも、物価高騰に伴う子育て世帯支援、
小中学校等における学校給食費等の支援、低所得者世帯・高齢者世帯を対象とした、
電力・LPガスを含むガスや灯油をはじめエネルギー、水道料金等の物価高騰による
負担を軽減するための支援、省エネ家電等への買い換え促進による生活者支援、
プレミアム商品券の活用、食料品の現物給付などがあります。
これらの政策案の中から船橋市の実態、状況に合わせた政策を実現していくことになります。

ここ数年、私も毎年「ふなばし市民まつり」に参加させていただいています。
船橋スクエア21で行われていた、「めいど・いん・ふなばし」などを見てみると、
市内にも多くの工場があり、産業が盛んなように見受けられました。
船橋市の実情にあった政策に重点支援地方交付金が活用されればと思います。

米原

ご助言ありがとうございます。
船橋市の状況にあった経済政策、物価高騰対策を市とも協議してまいります。
本日は貴重なお時間をいただき、誠にありがとうございました。


片山 さつき

かたやま   さつき 

財務大臣 / 参議院議員

ゲストプロフィール

東京大学法学部卒業後、大蔵省入省。
女性初となる税務署長、主計局主計官を歴任。
第44回衆議院議員選挙にて初当選。内閣府特命担当大臣、参院外交防衛委員長、
自民党 政務調査会長代理などを歴任する。
                          
                     ※記載の経歴・内容は対談当時のものとなります

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